【ホテル・ソウルズ】初心者でも楽しめるミステリーアドベンチャー

PCとSwitchで販売されているミステリーアドベンチャーゲーム「ホテル・ソウルズ」。雰囲気に一目惚れして、謎解きに初チャレンジしました。

不思議さと温かみを備えた、個人的に「MOTHER」や「UNDERTALE」を彷彿とさせる魅力的な作品です。初心者でも分かりやすく、それでいてエンディングや実績が豊富で大満足でした!

あらすじ:3兆円ほしい!

薬学者の主人公はある日、ソウルズ地方で不思議な石が発見されたことを知ります。「これを研究して新薬を発表すれば、お金ザックザク毎日ウッハウハ!よーし、買っちゃうぞ!」と意気揚々。

主人公。可愛すぎる
これが…なんか…すごい石…!

大金をはたいて手に入れた帰り道、主人公は古びたホテルを見つけます。少し不気味さを感じながらも、長旅に疲れていたため宿泊することに。

そして翌日。なんと大事にしまっていた石が失くなっていました。「このままじゃ大金払っただけのおっちょこちょいや!」と盗んだ犯人を探すのですが…。

システム:捜査の道も一歩から

ホテルに滞在できるのは5日間。その間にホテル内で聞き込みや探索をして、石を取り戻すのが目標です。

とはいえリアルタイムではなく、フラグとなるイベントを起すと時間経過するのでじっくり探索できるのも良いところ。

砂絵のような独特のグラフィック

Switch版ではLスティックで移動、Rスティックでカーソルを合わせます。調べられるところはカーソルが(!)に変化。

Yボタンでアイテム、Xボタンで主人公の日記など調査記録が確認できます。

イベントを進めると書き足される日記

あとはひたすら調べられるオブジェクトを探し回ります。

ちょっと不気味な本

調べるごとに内容が変わるものも。どれも意味不明なようで深いような…。

ホテルのあちこちには「奇妙なメモ」が落ちていて、Xボタンでいつでも見返すことができます。

元々ホテルではなかった?

メモには日付が付けられています。誰かの日記でしょうか。

キャラクター:やさいととりとやさしいせかい

このゲーム最大の魅力といっても過言ではない、キャラクターたち。クセがえげつない。

トマトにソースをかけると美味しいよ

フロントに近くに落ちてるトマトさんはもうすぐジュースになる予定。諸行無常。

菜園に釣り堀まで完備しております

かわいいコッコちゃん。美味しい卵を産んでくれそうね。

あっ 倒れてる
お元気ですか?

どうやら休憩中のようですね。おやすみなさい

独り言でパン生地とつぶやく、これぞ職人魂

私のイチオシ、パン屋さん!頼むとすごく嬉しそうに高速でパンをこねてくれます!かわいい!

命の息吹を感じさせるパン

もちろん食べることができます。美味しいだけで体力回復などはありません。

・・・

何も見なかった、いいね?

ストーリー:みんな○○○○だった

一日目はみんな穏やかに過ごしていますが、石が盗まれたと分かると否や世界がじんわり、ほころび始めます。

ある人は怯え、ある人は壊れ、またある人は何かを隠しているようです。

ちょっとぉ!土足土足ゥ!

自室には何者かの足跡がクッキリと。そもそも石を持っていることをなぜ犯人は知っていたのでしょうか?主人公が誰かに話している様子はありませんでした。

パンください

昨日は優しく話してくれたパン屋さん、様子がおかしい・・・。

あの・・パンを・・

「それ」が私を待っている?「それ」とは?

掃除機で吸ってやろうか

たしかに一生なんてあっという間。だから精一杯さまようのよ。

うるせぇ、卵ぶつけんぞ

石より大きなものを失う?

・・・命とか?

落としたんじゃなくて盗まれたんです

地下倉庫に行けば見つかるかもしれない!鍵を持ってる人を探そう!!

マッチ一本で攻めます

ついに見つけた地下倉庫。あまりの暗さに主人公も「ふぇぇ・・暗いよぉ・・」となるレベル。石はここにあるの?

見つけたのは一枚の写真。・・・この患者たち、見覚えが・・・?

そういえば奇妙なメモにも、ホテルに「変えようとしている」とあったような。だとすると・・・。

そして「A」と名乗る者からの手紙。石を持つ人が来て、失くすことが分かっていた。これはただの泥棒騒ぎで済まなさそう。

真実はこの先に

一見穏やかな時間が流れているこのホテルには、悲しい事実と驚くべき真実が隠されていました。

果たして石を取り戻すことはできるのか?その先の未来とは?


エンディングは真エンドもあり、8つのマルチエンディングになっています。早いものは開始1分(!)、じっくり探索しても1、2時間あればゴールにたどり着くでしょう。

優しいタッチで描かれる世界と、どこか寂しげで心に染み入る音楽、そしてリアルとファンタジーが交錯するストーリーをぜひ、体験してみてください。