名作・迷作粒ぞろいなフリーゲーム。今回スマホ対応が増えたとのことで、投稿サイト「ゲームアツマール」で2点、プレイしてみました!
結論は「対応してくれて本当ににありがとうございます」という気持ちでいっぱい…。クリアまでは数十分~数時間でサクッとプレイできますが、その分凝縮されているのでダレずに遊べます。
今回は【命を作るRPG】Die Mutter(ディームッター)
【3×3マスRPG】3x3SAGAのプレイレポートです!
Die Mutter:あらすじ&システム
彼らは目を覚ますと不思議な部屋にいた。 その部屋に覚えはなかったが、自然とその部屋がなんであるかを理解した。 そして、彼らは自らの役割を果たすために動き始めた。
主人公は男女どちらか選択(内容に違いはありません)、名前を入力すると始まります。カプセルベッドから目覚めた主人公。そこは到底自宅には見えず、工場のような場所でした。
張り紙と、机の上に何かありますね。
いきなり物騒なものを入手。誰かに用意されていた?
ここでは体力回復ができ、反対側の部屋はアイテムや生命体を作成することができます。
「設計図」と「素材」を入手すると、その設計図の生命体を作成してパーティーに加えることができます。またアイテムは素材だけでOK。
不要になった生命体は解体して、アイテムや経験値に変換できる親切設計。
ダンジョンはランクがD~Sまであり、モンスターを倒すことで各ランクの設計図や素材が手に入ります。
なのでダンジョンで素材集め→生命体を作って次のダンジョン攻略へ…の繰り返しです。
敷地内には各ランクの入口があり、まずDランクからスタート。無機質な部屋から一変、そこには森林のようなフィールドが!
道中は宝箱が多く、入り直すと何度でも入手可能。敵はランダムエンカウントです。
戦闘はターン制でメンバーは4名まで編成できます。序盤は通常攻撃だけで倒せますが、ランクが上がるとお互い高ダメージの殴り合いになるので、スキルもバンバン使いましょう。
後半は2回行動する敵も多くなります。魔法2回行動×2体で壊滅状態になることも…。主人公は回復スキルがありますが攻撃力が高いので、回復役を別に連れていきたいところ。
2、3回の戦闘でレベルが上がるのでサクサク育成できるのが有難い!ラスボス含め、全ての敵を作成できるのでコンプリートやカンスト、低ランク縛りなど色々楽しめます。
余談ですが私が小学生のころ、スーパーファミコンから出ていたRPGツクールで一度作ろうとしたことがありました。
街とモンスターを設定して、試しにスライムを1匹倒してみたんです。そしたらレベルが1から20まであがりましたね。その時の甘酸っぱい気持ちを思い出しました。へへっ…
Die Mutter:ストーリー&感想
目覚めた主人公以外誰もおらず、ここがどこで何があったのか、全く分かりません。ただ、所々ある張り紙からその環境を少なからず知ることができます。
「命」を作成したり解体したり…。恐らくこの世界は一線を越えたがために、荒廃してしまったのかもしれません。
思えばダンジョンでは狭い間隔で森林地帯や砂漠地帯など、外の世界とは思えないくらい違う環境が広がります。
ワープしているのか、はたまた人間によるレプリカだとしたら…。
もしかしたらここは研究所で、この生命体によって主人公以外の人間が居なくなったのでしょうか?
生き延びて、時が来たら死ぬことが目的?
その意味は最後のダンジョンをクリアし、手に入ったものを見て謎は解けました。
背筋がゾワァッとして、「あぁ、そういう事だったのか…」と。いつか許されるその日まで、繰り返されるのでしょう。
エンディングは2種類、クリア時間の目安は1時間です。決して明るいテーマではありませんが、世界観から色んな想いを想像することができ、非常に興味深く楽しめました。
3x3SAGA:あらすじ&システム
魔王レプガドレザルが復活した世界。 「勇者の印」を持つ主人公が打ち倒すべく、 世界に散らばる6つの宝玉を求め旅立ちます。
プレイヤーは勇者となって仲間とともに魔王打倒の旅に出ます。それはDQのような安心感。
そして最大の特徴である「3×3マス」システム!町もダンジョンもみーんな9マス!
城下町もこの通り!非常にコンパクト。狭くても装備、道具、回復、すべて揃います。まずは訓練所で仲間を探しましょう。
職業は最初、「戦士」「盗賊」「魔法使い」「僧侶」が選べます。パーティーも4人なので一人ずつ充てても良いですが、盗賊×2、魔法使い、僧侶がオススメ。
というのも、快適にプレイするには盗賊の技能「罠探知」が必須。戦士は武器の命中率に不安があるうえ盗賊の火力でも問題ないので、二人居ると長時間探索できます。
レベル15まで上げると、上級職に転職可能!習得した技能や魔法も引き継ぎます。コンプしたくなりますね。
仲間を入れたらフィールドへ。移動中のエンカウントはなく、ダンジョンへ入ってマスを踏むと戦闘、罠、宝箱、何もなしのいずれかが発生します。
ちなみに「罠探知」の技能は一度罠を踏むと解除されるので注意。
戦闘はターン制。敵のドット数的に弱そうですが、属性を見極めないと序盤でも苦労します。
敵には色ごとの「属性」と、物質や飛行などの「タイプ」があります。「青は赤に強く、緑に弱い。物質はダメージ軽減、飛行は弓に弱い」など・・・。弱点をきちんと突かないとなかなか倒せません。
先へ進むにはMPを温存したいけど、通常攻撃のみは戦闘が長引く・逃走に失敗すると「敵の総攻撃+ダメージ増加」されるのも悩ましいところ!
道中この敵が出てきたらチャンス!いわゆるはぐれメタル系です。手数の多い攻撃で倒しましょう!
経験値は1ですが、「時の泉のしずく」というアイテムを落とします。使うと全員のレベルが1アップ!!やったね!
すぐに使いたくなりますが、上級職になるとレベルアップに時間がかかるので取っておくのもアリ。ちなみに私はすぐ使いました。
3x3SAGA:ストーリー&感想
ストーリーは王道らしく、ゆく先々で困っている人たちを助け、魔王を倒し平和を取り戻す!というもの。
このエナト城から物語は始まります。私は戦士(勇者)ヒメソ!6つの宝玉を集め、魔王を討ち取ってみせます!得意武器は両手斧です!!
いざ出発しようとすると、王様が「それはさておき地の宝玉はここじゃよフォフォフォ」と渡してくれたうえ、軍資金として5000Gも貰えました。分かってるぅ!全世界の王様、そういうとこやぞ。
まずは人探しや魔物退治から。勇者とは自分で名乗るものではありません、そう呼ばれる資格があるからなのです。
魔王が復活したことで、魔物たちも悪さしだしました。
とっても楽しそう。
船を手に入れ、物語は新大陸へ!
普通にプレイすると、ちょうどこのあたりで転職できるレベルになるはず。レベルは1に戻るので注意!
どうやら動き始めたのは魔物だけではなさそうですね。
クリア時間の目安は8時間。まだ途中ですが9マスのおかげで移動が苦にならず、ボリュームがありながらもスキマ時間にプレイできる作品だと思います。
どちらのゲームも独特のシステムで本当に面白かったです。ありがとうございました!!
追記:2023年6月28日をもって「ゲームアツマール」はサービス終了しています。数多くの作品を楽しませていただきました!