タクティクスオウガの記憶

27年前、地元のゲーム屋さんに張り出されたポスターに、友人と釘付けになったのを覚えています。タイトルは「タクティクスオウガ」

それまでプレイしてきたゲームのように魔法もあるしドラゴンもいる。なんならタコやカボチャだって仲間になる。なのに昔、現実にあったんじゃないかと思うほどのリアル。民族間の強弱、広がる戦火、それを支援する者たち。私たちが生きる世界となんら変わらないじゃないか!魔王が悪いことをするから勇者が倒す“勧善懲悪“では済まされないと気付いたとき、(どえらいゲームに手を出してしまった・・・)と武者震いしたものです。

物語のゆくえを決める選択も当時はカオスルート一択。綺麗なヴァイスを見ることは叶いませんでした。けれど悲しいかな理想論よりも年を重ねて今しっくり来るのは、内部から体制を変えて成功するロウルートなのです。あ、でもそれが今の理想論ってことか?まァ私がデニムだったら間違いなくニュートラルへ向かったけどな!ガハハ!!(滝のように落ちる忠誠度)

とはいえ数えきれないほどプレイしている割に、エンディングを見たのは一回だけ。

じゃあ何でそんなにプレイしてたかというと、最強の剣・・いやヴォルテールさんを育てるべく、死者の宮殿に入り浸ってました。暗くてジメジメしてるとこ大好き!大量のユニークアイテムや因縁の対決などオマケでは片づけられないほど重要なダンジョンですし!もう少しで最下層ってところでオリビアがエンジェルナイトになっちゃったけど、今はいい思い出です。飛び回りながらペトロクラウドをまき散らすハボリムさん、眩しかったなァ・・・。

そして先日発表された「タクティクスオウガ リボーン」、PSP版・運命の輪を元にリメイクされるようですね。当時システムも変わったことで賛否ありました。私はあるキャラクターが全ルートで仲間になるよう変更されたことが受け入れられず・・・。お前の信念はそんなものだったのかよ!?と。あと得意武器の概念がなくなってモーションが単調だったのも残念でした。リボーンでどれくらい生まれ変わるのか楽しみですネ。ロウルートのヴァイスはとても良いヤツでめっちゃ強いと聞きます。ごめんなヴァイス、次こそ・・・ズッ友だよ!

ちなみに解放軍の名前は「つぶあん派」です。