【キングダムオーダー】軍師不在の国取り合戦

「聖杯の騎士団」や「ラストガンスリンガー」など、毎回ハイクオリティなアプリを出されているR.O.App様の最新作、「キングダムオーダー」がリリースされました!今回は7つの勢力で大陸制覇を目指す国取りシミュレーションRPG です。

永らく魔王ゼノスに支配されていたエルバレス大陸。
5人の英雄により討たれ一時は平和を取り戻したものの
今度は領地などを巡り人々が争うようになりました。
そこで王となった彼らはお互いに不戦•不可侵を約束する「オルケイア盟約」を締結。
しかし、その盟約には100年間の期限がついており
その期限が終わる日から物語は始まります。

初めはグランレイヴ国王、エミリアのみ主人公として選べます。

聖王の兄、スレイ。聡明さが滲み出るステキな方ですね。

と思ったら3秒で宣戦布告。そういうの嫌いじゃない。

戦闘:いつから軍師が居ると錯覚していた?

こちらがメインメニュー。「出撃フェーズ」と「内政フェーズ」があり、内政で味方を強化して、出撃で領地を広げていきます。初めて開いたメニューではナビが入るので安心。

習うより慣れろ!ということでさっそく出撃。緑色の文字の建物が自分の領地です。

地域を選ぶと相手の編成、領地にしたときに増える収入や兵力、そして敵の防衛補正率が分かります。

そして攻め込む拠点を決めるポイントは「防衛補正率」です。

この補正率が100%を超えるとその分能力が強化されます。まずは補正率の低いところから攻めて、収入と兵力アップをしていきましょう!

バトルスタイルはタワーディフェンスで、相手の拠点の耐久力をゼロにすれば勝利。部隊は指揮官、副官、兵士で編成、最大9組まで登録できます。

兵種は3種類、「歩兵」「弓兵」「魔法兵」に分かれており、歩兵弓兵魔法兵歩兵と有利になります。

兵士はオートで出撃•攻撃し、パーティーをタップすれば兵力ポイントを消費してすぐ再出撃します。指揮官はSPが溜まると強力なスキルを発動できますが、一回の戦闘で一度ずつしか発動出来ないので、タイミングが重要!

もし負けてもそれまでに削った兵力分、補正率が下がり弱体化します。私は思いました。「拠点が落ちるまで殴れば拠点は落ちるのでは?」と。(?)

⬆︎一度相手に負けた状態で、補正率が86%に減っています。こうなれば楽勝!

スレイ兄様「考えるな、殴れーー!!」

勝利!!すると、部隊のダメージランキングが表示されます。

このゲームでは誰かが飛び抜けて強いより満遍なく強いほうが良いので、与ダメージの低い部隊はテコ入れしましょう。おいスレイ兄様こっち来い。

たまに敵を捕縛することがあり、収入を越えない範囲で雇えます。顔グラのあるキャラ(=武将)は指揮官に配置できるので絶対ゲットしましょう。

オススメは「氷の魔女ハイリーネ」、数秒間敵を動けなくするので、敵スキルのカウンターや拠点に突撃する際などめちゃくちゃ便利です。

それでは帰還!

システム:軍事全振り内政で私もニッコリ

帰還するとその間の敵の行動が表示されます。私は細かいことは気にしないので読み流してますが、赤文字が出たら要注意!領地を侵略されています。

そして早々に攻め込まれました。スレイ兄様「よろしい、表出ろ!!!」

ところがフェーズが変わったので、お互い睨み合ったまま内政へ。(内政の間は侵攻されません)

内政では武将を派遣して、自身の強化や兵士や装備を集めることができます。

じゃあ全員派遣すればいいじゃない!と思うところですが、派遣した武将は次の出撃フェーズに参加できなくなります。

なので最初のうちは数人、内政スキルを持っている武将を率先して派遣しましょう。

私は内政中のことだと勘違いして次のフェーズで主人公以外出撃できず、最初からやり直しました。

次にこまめに行いたいのが戦力に直結するクラスアップ!同じ兵士同士を合わせてレア度を上げます。人数自体は減るので部隊数との兼ね合いが大事。

私はやり過ぎて各部隊に兵士が1〜2人になってしまい、最初からやり直しました(二回目)。人の話を聞かないとこうなります。

ストーリー:手を取りあっ・・てない!!

盟約が失効したとはいえ、固い絆で繋がった英雄の子孫たちです。ここはいま一度、盟約を結び直すべきではと各国の様子を見てみると・・・

めっちゃ怒ってた。

そう、争いは何も生まれない!バトルはしたいけど、戦争したいわけじゃないんだ!!ほんとだよ!

火に油。

そう、戦争とは正義という名の大火事です。全て燃やし尽くすまで収まりません。

正義が燃え尽きた国には、残酷な跡だけが残ります。

盟約に期限が付けられていなければ、争いは起こらなかったのでしょうか?

・・・

何年、何十年と争いは続き、エミリアの心は限界。そこでスレイはなぜ兄である自分ではなく、エミリアが王に選ばれたかを説きます。

事実を知った彼女はようやく覇道を歩む決心をします。もう優しいだけでは民を守れないのです。

佳境になると防衛補正率が跳ね上がり、1~2回では落とせないことも多くなります。

戦うとこちらの疲労度が上がり、その分弱体化するのである程度で休養を取るべきですが、ターン経過で相手の補正率も回復してしまいます。つまりこまめに休んでしまうといつまでも拠点を落とせないのです!

そのためフェーズまでの残りターンを見ながら「最初に休んで残り2ターン突っ込む」「時間がかかりそうだから途中で休んで次のフェーズも突っ込む」「武将入れ替えて全ターン突っ込む」など、どこで無茶をするかが重要!!(筋肉ゆえの思考)

とうとう激おこおじいちゃんを残すだけとなりました。もう作戦も何もありません。時間をかけるとスキルが飛んでくるので速攻のみ!

スレイ兄様「全員、殴れーーー!!!」

そしてついに・・・

終わりました。

今回の物語は、グランレイヴ王国時代の始まりで終演します。

争いに負けた国々の最期は、栄華を極めたとは思えないくらいあまりにあっけなく。そして、救いはありませんでした。これが戦争です。

感想:完成度の高いシミュレーション入門

クリアすると特典で武将やアイテムの引き継ぎができ、お気に入りのキャラをとことん育成できます。高難易度ダンジョンもあり、やり込み要素がとても豊富!

ストーリーのテキストも多く、戦闘では特定のキャラ同士の掛け合いが発生するので、全部の勢力で攻略したくなります。個人的には負けたときの終わり方がみんな悲惨なので救われてほしい、というのが本音。

まずはサクッとプレイ、高難易度でじっくり考える。そして引き継ぎ要素で何周もやり込める、完成されたゲームだと思います。

争う無意味さを感じつつも、戦いに気持ちを高ぶらせる。これもいきもののサガ、ですね。

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