【バロック#3】神になろうとする奴、だいたいなれない

⬇︎前回のお話⬇︎

神経塔深部でトゲに貫かれていた上級天使と遭遇した主人公。自身を捕らえている巨大な感覚球の中に居るという「創造維持神」を浄化しろと命じましたが、スクショに夢中で背後に迫る異形たちのせいであと一歩及ばず・・・。

さすがにキレられてしまったので、菓子折り持ってもう一度会いに行くことにしました(しぶしぶ)

今日の上天:小物感がすごい

死を重ねるごとに、記憶を取り戻していく主人公。神経塔で見た幻影は「ぼくたちの傷」と言っていましたね。

おばあちゃん、後ろ!後ろ!

やっぱり!あの幻影は主人公の兄だったのです。べ、べつに上天のことなんかお兄ちゃんみたいに思ってないもんね、あ、あんなヤツこんがり串揚げにされちゃえばいいんだ!!

・・・ん?主人公は小さい頃に大事なものを失い、兄は死んでいる。つまり傷になる何かが原因で、兄弟を失ったかもしれない?

そして再び下層まで進み、上級天使と対面。彼の口から語られた事実とは・・・。

引き裂いてやったのだ(ドヤァ

どうやら前回コリエルが言っていた「ダァバール」とは神と一体化しようとした行いで、それに気づいた上級天使に阻止されたと!

引き裂いた、ということはやはり融合したのは主人公なのでしょう。上天の性格の悪さは分かりますが、反乱を起こしてまで神とコンタクトを取る必要があったのはなぜ?

真実は最下層に・・・

主人公の浄化する力で神の核を取り出し、新しい世界を創るのが目的だったようです。そんなの絶対にお断り!・・・だけど、神がいるなら会ってみたい。この目で確かめてみたい。あと近くで異形の声もする。

そして主人公はその巨大な感覚球にゆっくり、ゆっくりと身を沈めていきました。

暴走する主人公、焦る上天

感覚球の中はまるで異空間。上天からのテレパシーを聞き流しつつ、進み続けると・・・そこには。

痛みを感じなくなったということ?

不気味な装置に繋がれるようにいた、彼女こそがこの世界の神「創造維持神」です。本来の自分と違う自覚があるのか、こっちに来るなと言い放ちます。やはり彼女と融合しようとして引き裂かれ、記憶を失ったことは本当だったのですね。

それでも彼女を元に戻せるのは、一番近くにいた自分しかいない。主人公は歩みを止めません。

お・・おわぁぁぁああ

・・・。

・・・・・・。

そうだ、お肉をあげよう。ずっとこんなところにいれば、気もおかしくなるよ。きっと、お腹が空いてるんだ。おいしいお肉をお食べ。

(カチャ)

気づけば手に持っていたのは肉ではなく、天使銃でした。これは故意だったとも操作ミスだったとも言われています。

綺麗な羽をまき散らして撃ち込まれた弾は、たとえ神であってもその身を貫き・・・

世界は形を失い、残されたのは神のイデアセフィロスだけ。

狂った神を殺し、自分が新しい世界の神になる。今まさに上級天使の思い通りになろうとしています。まだトゲに刺さってるけど。

しかし主人公は彼女のいない世界を拒絶、もう一度世界を取り戻すことを願います。焦る上天ですが、トゲに刺さって動けません。プークスクス!

さぁ、もう一度やり直そう・・・。

To be continued.

今回までのまとめ

  • 腰の傷は小さい頃のもので、同時に大事なものを失った
  • 主人公は兄弟がいて、兄が死んでいる(=大事なもの?)
  • 「ダァバール」とは神と融合することで、上級天使に阻止された
  • 上級天使の目的は狂ってしまった神を殺して、新しい世界を創ること
  • 実際に存在した創造維持神は「痛み」を失い、狂っていた
  • 主人公は神を殺すも、そのイデアセフィロスでもう一度世界をやり直そうとした
  • 世界が消えても上天のトゲは抜けない

⬇︎次回のお話⬇︎