【ファンタシーマスター2#3】ずんだ2、カタルシス爆発。

⬇︎前回のお話⬇︎

前回アドリア海にたどり着き、ついに新大陸へ飛び出そうとしたずんだ2。しかし「海の敵はマヒ攻撃をしてくる」というRPGの掟の前に足止めをくらっていました。

一人旅の彼は痺れても助けてもらえません。しかもパートナーのフェアリー・ヒメソは「一人で冒険して寂しくないんですか?」と心に正拳突き。なんだろう、自分で決めたのに涙が出ちゃう。

力だ。力さえあれば・・・。

祈る時間はまだ増えない

ということで遠くに見えるであろう新大陸を胸にしまい、レベリングに励むことに。

個人的にお世話になったのがバミャン王国の闘技場。ボスまでが近いので周回しやすく、「ミラーソード」「円形の盾」などの強力な装備をドロップする可能性が。ありがとうバミャンロード!

あと気分転換に「敵が強いから絶対行くなよ」と念を押された古代遺跡に行ってみたよ。

ずんだ2「ヒュウ~」

古代兵器に素手はよくない。

物見の塔の先にひっそりと現れていた「入り江の洞窟」ではアツい戦いを繰り広げました。相手はどう見ても強敵・大海賊バルバロッサ。対して主人公・ずんだ2は素手。どうして・・・。

ずんだ2「ヘアッ!!」

敵の攻撃であっさり瀕死になるも、伝家の宝刀「攻撃が来る直前にすれちがって後ろから殴る」を粘り強く繰り返し・・・なんと撃破!!!やればできる子!

そう、ただ通り過ぎてきたフィールドにもたくさんの出会いが隠れているのです。

序盤に訪れる「妖精の森」には謎の狩人が。彼はキャンプの回復が早くなる「速焚のルーン」をドロップすることがあります。

びっくりして音量上げてしまいました

その近くの「森の湖では」精霊のウンディーネが出没!ちなみにウサギの後ろの丸いやつです。ずんだ2の後ろのはサハギン。

ずんだ2「アッツゥ!!!」

通称ゴッファこと、精霊イーフリート。まだ本気は出してないとの事なので素手で消火しました(大火傷)。ちなみにイーフリートからはレア度999という胸アツな武器「ほのおのつるぎ」が低確率でドロップします。たまーに本気イーフリートが来ますがここも周回にオススメ!

炎の塔をクリアすると、その先で召喚士に転職可能に!今ままで素手に命をかけてきましたが、召喚ってカッコいいしちょっとだけ転職してみよかな~・・・。

おお!台詞までついてる!!素敵よずんだ2!

ポフッ

フェアリー「ほな」

うん、魔力7だし仕方ないよね。ゴリゴリの物理派だもん、私が悪い。

よーし、おあそびはここまでだ!つよくなったおれのこぶしがひをふくぜ!(ちせい3)

まだ見ぬ大事な人を想いつつ散る

ずんだ2「しびびびびびびびびb」

また会おう、必ずな。

ずんだニキ「たのしい~」

あはは!ウフフ!ワキアイアイ

私はとうとう逃げ出した。想いも拳も投げ捨てて・・・

だってジャパニーズサムライの国では一騎討ちならぬ10対1騎討ちされるし・・・

何とか進んだ先の洞窟にはヤマタノオロチが居るし・・・

ヤケになって毒沼に浸かってみれば、とんでもないドラゴンに出会うし・・・


思い返せば一人旅縛りしたのは自分なのに、ぶっちゃけ仲間が欲しかった。

気づけば新しいデータで新しいフェアリーと共に、旅に出ていた。

\玄米はたおれた/

一人の時とは比べ物にならないくらいサクサク進めるし、少しくらい無茶してもクリアできた。

すごく、楽しい。これが本来の面白さだったのか。そりゃそうだ、今作はパーティー組めるんだもん。いっぱい悩んで名前つけて設定考えて・・・ワクワクした。好物にちなんで「おいしーズ」と命名した。

確かに楽しい、楽しかったんだ。だけど。

苦しかったはずの一人旅。初代ずんだの遺志を託されたずんだ2。やたらモンスターを食べたがるフェアリー・ヒメソ。

パーティーをぼんやり眺めていると、彼らとの思い出ばかり蘇った。


それから数か月後・・・

やったぜ。

『・・・さて、次はどの職業でレベル上げようか。命中率は狩人、回避は盗賊、それでいて知性と運も上げたいし~・・って、レア敵倒した!?今日はエール飲むかー!』

「おいしーズ」に束の間の別れを告げ、ずんだ2は再び東を目指す。彼らとはまた何処かで会えると信じて。

「よっしゃ!今日もイクゾー!」

ずんだ2、50才。旅はまだまだ終わらない!

To be continued.

⬇︎次回のお話⬇︎